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BAが設計するWordPressテンプレート ーコーポレートサイト編ー

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読了目安 : 10分

フロントエンドエンジニア(ビジネス・アーキテクツ)

金融の営業、小売店の店長などを経て、2009年に地元・愛媛県のWeb制作会社に入社。 WebサイトのコーディングやCMSの実装をメインに、大小様々なWeb制作に携わる。 2018年にBAに入社しフロントエンドエンジニアUNITに所属。 引き続きWebサイトのコーディングとCMS実装の他、テクニカルディレクターとしてディレクターと開発との調整や、制作のガイドラインの作成なども行っている。

プロフィールアイコン(写真):フロントエンドエンジニア 芝

こんにちは、BAsixs参画企業ビジネス・アーキテクツ(以下BA)の芝です!

コーポレートサイトをリニューアルする際に候補にあがるCMSの1つはWordPressではないでしょうか?実際、WordPressは大小様々な企業のコーポレートサイトで利用されています。

たしかにWordPressは導入しやすいCMSです。しかしWordPressで作られたサイトを適切に保守・運用することは簡単でなく、様々な課題を先回りして解決するノウハウや知見が必要です。

この記事では、WordPressのメリットと注意点、また注意点を解消するために当社で取り組んでいるサービスについて紹介します。

特に「サイトの保守の負荷を軽減してコンテンツにもっと時間を割きたい」と思っているお客様や、「安全性の高いサイトを制作したい」と思っているお客様にはぴったりのサービスです。

BAが設計するWordPressテンプレート コーポレートサイト編

コーポレートサイト向け「BAテーマ」ができること

当社ではWordPress本来の導入のしやすさや手軽さを活かしつつ、安全性を確保するためにWordPressテーマの開発に取り組みました。

当社が開発したWordPressテーマ(以下、BAテーマ)はコーポレートサイト向けです。長年コーポレートサイトの構築をおこなってきた当社の、これまでの経験がここに集約されています。当社メンバーの知見や、各々のデザインとエンジニアリングの力を、このBAテーマのデザインや機能性に反映いたしました。

BAテーマはコーポレートサイトに必要な基本的な機能が予め準備されています。ルールに則る必要はあるものの、その他必要なページをお客様が作成することは可能です。

具体的には、BAテーマには8つの機能を備えています。

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「BAテーマ」を使ったトップページは、次のようなイメージです。

PCとスマホと2つのデバイスで「BAテーマ」を使ったトップページを見る

BAテーマについて説明する前に、一般的なWordPressの説明をします。

そもそもWordPressとは?導入のメリットと注意点をおさらい

WordPressは2003年に公開されたオープンソースのブログソフトウェアです。当初は単にブログを作成するためのツールに過ぎませんでしたが、様々な機能が追加されるに従って対応できる幅が広がり、CMS(Webサイトを構成するWebページや画像などのコンテンツを体系的に更新・管理するシステム)としても利用されるようになりました。

WordPressとは?

WordPressとは、Webサイトやブログなどの制作ができるオープンソースのCMSのこと。

もっと見る

特にここ10年で日本を含め全世界で急速に普及し、現在ではすべてのWebサイトの約4割、CMSで制作されたサイトの約6割がWordPressで構築されています。圧倒的なシェアですね。

参考

WordPressを使うメリット:導入のしやすさ

WordPressが世界的に普及した大きな理由の1つが「導入のしやすさ」です。これはWordPressのメリットの1つでもあります。

導入しやすさを分解すると3つの要素に分かれます。

  1. 基本無料(有料のプラグインを除く)
  2. テーマとプラグインを組み合わせたらサイト構築が簡単
  3. サーバースペックは最低限でOK

3つの要素について簡単に説明します。

1.基本無料(有料のプラグインを除く)

WordPress本体は無料です。導入後に発生するライセンス費もなく、基本無料で利用できます。ただしプラグインの中には有料のものがあります。

2.テーマとプラグインを組み合わせたらサイト構築が簡単

テーマ自体がそのままパッケージとして提供されています。サードパーティが提供しているテーマを利用すると、サイトの訪問者に与える印象を変えられます。テーマを編集せずに使う場合は、専門的な知識がなくてもサイトを構築できます

3.サーバースペックは最低限でOK

また、WordPressはサーバーの要件が高くありません。Webサーバー(Apacheやnginx)・PHP・データベース(mariaDBやMySQL)が揃っていれば利用できます。これらの機能は大抵のホスティングサービスで提供されているので、比較的低コストなレンタルサーバーでも動作します

このようにWordPressは環境面、費用面においても導入しやすいCMSといえます。

WordPressを使う上で注意すべきこと:セキュリティの脅威

環境面・費用面でも導入しやすいWordPressですが、一方で3つの注意点があります。

WordPressを使う上で注意すべき3つのポイント

  1. テーマやプラグインを選定するためには、専門知識が必要
  2. よりデザインや機能に拘りたい場合は、テーマをカスタマイズするための専門知識が必要
  3. セキュリティの脅威が常につきまとい、アップデート対応に追われる

特に3つ目はWebサイトを運用している限り課題となります。3つの注意点について簡単に説明します。

1.テーマやプラグインを選定するためには、専門知識が必要

先ほど「テーマとプラグインを組み合わせたらサイト構築が簡単」と言いましたが、無数にあるサードパーティー製テーマの中から、自社に最適なテーマを見つけ出すのは難しい作業かもしれません。

コーポレートサイトを作る際、まず最初に考えることは、サイトを見てくれるユーザーに何を伝えたいか、そのためにはどんなページ(コンテンツ)が必要かだと思います。もちろん見た目の良さも重要かもしれませんが、必要なページを作れる機能が揃ったテーマはどれだろうという観点でテーマを選定するため、専門的な知識が必要です。

2.よりデザインや機能に拘りたい場合は、テーマをカスタマイズするための専門知識が必要

また、数多くコーポレートサイトを制作してきた経験上、サードパーティー製テーマを利用するだけで制作が可能なWebサイトは殆どありません。どうしてもここをこうしたい、ああしたいという要望が出てきます。それらを実現するためには、テーマのカスタマイズが必要で、専門的な知見やノウハウが求められます。

3.セキュリティの脅威が常につきまとい、アップデート対応に追われる

最後に、WordPressはセキュリティの脅威が常につきまといます。なぜなら先述したとおりWordPressは全世界的にシェアが高く、オープンソースのため、WordPressの脆弱性を利用して攻撃できないかとクラッカーが常に監視しているからです。

そのためWebサイトを公開して運用フェーズに入ると、常にセキュリティアップデート(保守)に追われます。セキュリティアップデートは、WordPress本体に加えて、PHP(サーバー側のスクリプト言語)やプラグインのアップデートも対応が必要です

WordPress自体のアップデートは、メジャーアップデートを4〜5ヶ月の頻度を目安に、マイナーアップデートは必要に応じて随時行われています。

しかし、アップデートを長期間にわたって怠ると、Webサイトの脆弱性を突かれて攻撃をされる可能性があがります。もし実際に攻撃されてしまうとWebサイトの改ざん等の被害を被り、復旧に時間とコストが大幅にかかる可能性があります。さらに自社の信用問題に発展する事態になりかねません。

ただ、アップデートはボタンを押せば完了ということではありません。アップデートを行うと、サイト全体が動かないことや一部機能が動かないことも稀に発生するため、アップデート実施時には必ず動作検証が必要です。そして不具合を修正するためには、やはり専門的な知識が必要です。

次に、当社がWordPressのテーマを作るに至った経緯を説明します。

WordPressのテーマを使ったサイト構築

サードパーティ製テーマを使用する場合

サードパーティ製テーマはネット上で有料・無料で配布されています。そのままサードパーティ製テーマを使う場合は、専門的なHTMLやCSS、プログラミングの知識がなくても、ノーコードでWebサイトを構築し公開できます。

しかし自社サイトの訪問者に合わせて見た目や機能を調整したい場合には、テーマの修正が必要です。テーマがサードパーティー製の場合は、テーマの仕様を解析した上でコードを書く必要があるため、結局コストが大幅にかかります。またテーマ内でエラーが出ていたり、リンク切れ等の問題があっても、テーマ製作者が修正してくれる保証もありません。

当社がWordPressのテーマを作ることになったきっかけ

当社ではWordPress本来の導入のしやすさや手軽さを活かしつつ、安全性を確保するためにWordPressテーマの開発に取り組みました。

数年前から、WordPressに関してご相談いただくことが増えています。ご相談いただく中には、サイト保守の負荷を軽減してコンテンツ制作にもっと時間を割きたいお客様や、安全性の高いサイトを制作・運用したいお客様も少なからずいらっしゃいました。

しかしWordPressのテーマを毎回最初から開発すると、カスタマイズ性は高いものの、工期が長くなってしまいます。なんとかお客様の課題を解決できないかと考え実現したのが、当社が制作したWordPressのテーマ「BAテーマ」です。

当社が開発したテーマを実案件で使った結果、WordPress本来の導入しやすいというメリットを生かしつつ高い安全性を確保できました!

BAテーマの特徴

では当社が開発したBAテーマの特徴についてご紹介します。

BAテーマの5つの特徴

  1. コーポレートサイトに必要な機能がある
  2. セキュリティを高める対策
  3. パフォーマンス
  4. お客様企業のWeb担当者が編集可能
  5. 開発プロセスの標準化

BAテーマの特徴1:コーポレートサイトに必要な機能がある

BAテーマはコーポレートサイトに必要な、次の8つの基本的な機能が予め準備されています。

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コーポレートサイトに必要な「サービス内容 一覧」ページ、「サービス内容 詳細」ページ、「問い合わせ」ページのイメージ画像

ナビゲーションやロゴなども編集可能で、レギュレーションを守りつつも、お客様の企業カラーに合わせたサイトを制作できます。

デザイン面・機能面では、統一性があってユーザーにとって直感的でわかりやすいユーザーフレンドリーなデザインを実現しています。

BAテーマの特徴2:セキュリティを高めるの対策

BAテーマでは、余計な要素を秘匿化するテーマ開発や、管理画面のセキュリティを高めるプラグインの導入など基本的なセキュリティ対策を行っています。

プラグインとはWordPressの機能を拡張するための便利なものですが、中にはこのプラグインの脆弱性を狙われる事例もあります。

BAテーマではこのプラグインも信頼性や安全性などを検討したものをリストアップしています。これによりサイト全体の安全性が確保されるだけではなく、事前に定義することで対策にかかるコストも抑えられました。

WordPressは脆弱性が課題となることが多いので、どうしたらよいの?とお客様は不安に思われると思います。BAテーマでは、このように予めセキュリティを考慮して設計しています。

BAテーマの特徴3:パフォーマンス

Webサイトのパフォーマンスを意識したサイト設計を行なっています。Googleが策定しているサイトの健全性を表す指標「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」のモバイル環境のスコアにおいて、BAテーマで制作したデモサイトは90点以上を達成しました。

パフォーマンスにこだわると何が良いのでしょうか?

逆にサイトの表示速度が遅くなると、サイトを見にきてくれたユーザーが見るのをやめてしまうかもしれません。ECサイトであれば商品の購入をやめてしまうかもしれません。すると、顧客満足度が低下したり、Google検索の表示結果にも影響してしまいます。悪影響しかありません。

Googleの調査によると、サイトの読み込みに3秒以上かかると、53%の人がWebサイトから離脱してしまうことが分かっています。そのため、BAテーマではパフォーマンスを意識したサイト設計を行なっています。

参考

BAテーマで制作したデモサイトを分析したところ、下図のようにモバイル環境のパフォーマンス スコアは91点でした。

Core Web Vitalsのモバイル環境のスコア画面:パフォーマンス91点、アクセシビリティ95点、ベストプラクティス93点、SEO84点だった

BAテーマの特徴4:お客様企業のWeb担当者が編集可能

BAテーマのルールに則る必要はあるものの、その他必要なページをお客様が作成することは可能です。

WordPressの特長のひとつであるブロックエディタを活かし、かんたんな操作で自由に新しいレイアウトを作ることが可能なので、コンテンツ制作の自由度も高いです。

記事投稿やページ作成の際、ブロックエディタを使用することで、お客様にHTMLやCSSなどの専門的な知識がなくても、レイアウト・編集しやすくなっております。

BAテーマの特徴5:開発のプロセス標準化

開発環境やWordPressの基本設定、および使用するプラグインの選定など、開発プロセスに関わるタスクを全て標準化しました。

例えば、コーポレートサイトに必要なプラグインを既に選定・検証が済んでいます。また、WordPressは管理画面に入れられる脅威があると知られていますが、BAテーマの場合は既に対策を講じています。

下図のとおり開発プロセスを標準化することで、1から初期構築する場合に必要な10工程の内、3工程を省けるようになりました。

開発プロセスを標準化した「BAテーマ」の場合、10工程の内、3工程を省ける

30ページ程度のコーポレートサイトをリニューアルする場合、従来は6カ月程度の期間を要することが多かったですが、BAテーマを使用することで、最短で3ヶ月程度まで工期を短縮できます。

30ページのコーポレートサイトをリニューアルする場合は、最短3ヶ月に工期を短縮できる

BAテーマを使用すると、制作から運用まで高い安全性を維持できる

現在、BAテーマを使用した案件がいくつかあります。

それらの案件に共通して言えることは、安全性の高いサイト制作と運用負荷の軽減を発注者が希望されている点です。BAテーマを使用することで、既に信頼性や安全性の検証を行ったプラグインの選定や基本的なセキュリティ対策が済んでいるため、スピーディなスケジュールでも安全性の高いサイト制作が可能です。

保守・運用面は当社にお任せください。セキュリティの維持に欠かせないWordPress本体やプラグインのアップデートは、標準化された方法で、安全かつ効率的にサイトを運用してまいります。

このように、セキュリティ面や保守運用面はお客様が安心して、当社にお任せいただけるように設計・開発されているのがBAテーマとなります。お客様は、お知らせの更新やページの更新・追加が可能となっており、この部分はWordPressの良さをそのまま活かした作りとなっています。

通常のサイト制作に必要な「CMS選定」「基本設計」「構造設計、画面設計」の工程が省略できるのは、当社のこれまでの経験・知識から最適なものが既に選定・設計されてるからです。

その分、お客様がサイトをより良くするために、もっと力を入れたいコンテンツや機能にコストや時間を割くことが可能となります。要件のヒヤリングや運用後でも、お客様のサイトの「こうしたい!」をぜひご相談ください。

当社のこれまでの経験・知識で一緒に考え、お客様のサイトに最適な方法をご提案いたします。このようなプラスアルファなことに注力できるのも、標準化されたBAテーマがベースにあるからです。

BAテーマは今後も機能を追加したり改善したりして、お客様のコーポレートサイトがより良くなるように進化させていきます。

費用と工期を抑えつつ、自分好みのサイトの構築をご検討であれば、ビジネス・アーキテクツまでぜひご相談ください。テンプレートを使って構築したデモサイトをご覧いただくことも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

自社でコンテンツ運営・更新管理ができるシステムを構築してみませんか?BAsixsエンジニアにご相談ください。

私たちは、複数の部署や人が関わってもWebガイドラインを尊守した、安全な運用ができるCMS(コンテンツマネジメントシステム)を構築できます。どんなことでもご相談ください。

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