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「古巣に戻ることは選択肢の中にあっていいと思う」BAsixsのアルムナイ採用経験者にインタビューしました

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BAsixs編集部

BAsixsは、社会課題の解決と新たな価値創出をBAグループ全体で目指すためのサービスブランドです。

アルムナイ(アルムナイ・カムバック制度)とは自社にとって最適な即戦力を得るために退職者を再雇用することです。カムバック制度やジョブリターン制度とも呼ばれます。

BAsixs参画企業、ビジネス・アーキテクツ(以下、BAと称する)の柳沢さんにアルムナイ採用での再入社について伺いました。

「出戻りの発想が元々はなかったが、戻ることは選択肢の中にあっていいと思う。」と話す柳沢さん。なぜ戻ってこようと考えたのか、入社後に感じたこと、気持ちの変化にも迫ります。

インタビューを受けた人

  • プロフィールアイコン(写真):第1事業部 マネージャー/シニアディレクター/フロントエンドエンジニア 柳沢 利成
    柳沢 利成第1事業部 マネージャー/シニアディレクター/フロントエンドエンジニア(ビジネス・アーキテクツ)

    1996年よりWeb制作に従事。生産性と品質を両立する全体最適化を意識した「使えるウェブサイト」とすることを心がけている。2003年にBAに参加し、ディレクターやフロントエンドエンジニアとして数々のプロジェクトに参画。2005年にサイト運用や中小規模サイト構築を手がけるグループ会社を立ち上げ、現場責任者として陣頭指揮をとり、スタッフ1人あたり数百万円の営業利益を上げる。その後3年間の流浪を経て2021年にBAに復帰。主にディレクターとしてBAのサービス向上に努める。

退職してからも、私の価値を最も理解してくれている会社はBAだと感じていた

柳沢さん、本日はよろしくお願いいたします。まずは自己紹介と現在担当なさっている業務を教えてください。

第1事業部のマネージャーの柳沢です。複数のクライアント案件でWebサイトの構築・運用のディレクションを担当する傍ら、組織マネジメントの業務にも携わっています。

さらに「技術の定常的なアップデート」と「個々人のスキルアップ」を推進するために、マルチスキルを前提としたキャリアのアドバイザーも担当しています。

柳沢さん

以前はBAで10年以上もお仕事されていたそうですね。当時はどのような役割を担っていたのですか。

2003年4月に入社し、15年ほど在籍していました。

フロントエンドエンジニアから始まり、プロジェクトマネージャー、グループ会社の現場責任者、パートナーの開拓や評価、海外のグループ会社に対するフロントエンド実装の教育指導、客先常駐によるサイト運用支援等を当時は担当していました。

柳沢さんは会社の状況に合わせて、様々な職種を経験されたのですね。そんな適応力をお持ちなのに、前職を退職するに至った理由を教えてください。話せる範囲で大丈夫です。

知見を生かす場面にあまり恵まれず、担当業務のほぼ全てが苦手分野という状況で、期待値ほどの成果は出せなかったためです。

加えて、配置換えの相談も空振りに終わり、今のままでは誰も幸せにならないと感じ転職を決意しました。

転職先の選択肢には他の会社もあった中で、BAに戻ろうと思った理由を教えてください。

私が持つ知見についてBAは最大の理解者であるからです。

そもそもBAを辞めた理由は、BAが嫌だったわけではなく、家庭の事情でした。家庭の事情の制約が無くなり、良い機会だなと思ったので戻ることを決めました。

応募から面接の流れは、通常の中途採用とアルムナイ採用はほとんど同じ

転職を決意された際に、すぐBAを思い出したのですか?

はい。BAには以前より出戻りの事例が多数あったので、BAは最初から選択肢に入っていました。

それどころか制作会社のカテゴリーでは、BAを第一選択肢と考えていました。他には事業会社も検討していました。

どこから応募しましたか。以前から知っているメンバーに直接連絡したのでしょうか。

BAのコーポレートサイトの採用フォームから直接応募しました。

採用担当は村上さんでした。村上さんのことは以前から知っていましたが、返信をいただいた時に採用担当として在職中と知り、嬉しかったです。

採用面接では誰と、どのようなことを話しましたか。

面接では村上さんの他に、当時の各ロールのマネージャーの3名と話しました。各ロールのマネージャーとは、営業・ディレクター部門のマネージャー小島さん(現在はBAを退職)、デザイナー部門のマネージャー森さん、エンジニア・情報システム部門のマネージャー長澤さんでした。

小島さんと森さんは、以前の私のことを知っていました。そのため面接では「現在の会社の目指したい方向性や案件の性質から、どんな役割を任せたいか」という話がメインでした。

以前BAで担当なさっていた、フロントエンドエンジニア業務をメインでやりたいなどは考えていますか?

会社からそれを求められればもちろんやりますが、個人的には強い拘りはありません。会社にとって必要なことと、自分に出来ることを掛け算し、価値が最大となる領域を業務範囲にしたいと考えています。

柳沢さんは相談しやすい雰囲気なので、若手メンバーからの相談も多いと思います。若手メンバーにアドバイスする上で気を付けていることはありますか?

どのような観点によるアドバイスなのか、何故そうした方がよいのか、といったような理解促進に繋がるような部分も含めて伝えるようにしています。

また、アドバイスの場そのものを仕組み化したり、指摘事項が記録として残るようにして、その場限りのものとならないようにしています。

2022年からはキャリアデザインチームという部門が新設されました。私もキャリアアドバイザーとして携わり、社員の支援をしていく予定です。

柳沢さん2

戻ってくると、雰囲気や環境面で良い変化を感じました

BAに戻って来て、以前とは違うと感じることはありましたか。

開発と運用の割合が、ずっと以前のBAはほぼ10:0で、私が退職するころには8:2くらいだったと思います。今は逆転して2:8くらいになっていると感じています。

以前は開発で得たノウハウをどう運用に生かすかをよく考えていましたが、現在は運用で得たノウハウを開発に生かすことも必要になっています。

開発して終わりではなく、開発後の運用もまるっとBAにお任せいただいた方がお客様は楽になります。

さらに長いお付き合いを通し、深く入り込むことで改善点を見つけやすく、お客様とBA双方にメリットが大きいです。そのため運用強化の優先順位が高いと感じます。

雰囲気が変わったと感じることはありますか?

場の空気は格段に良くなったと感じています。以前は職人気質な人が多く、ピリピリした雰囲気でした。

また、環境や仕組み面が充実したと感じています。

制作プロセスで必要となる各種ドキュメントの雛形が用意され、ドキュメントに残す(議事録、仕様、ルールなどを文字に起こす)文化が定着しています。

社内の標準化プロジェクトにより、ツールは揃っているのでそれらをうまく使えれば一定の品質を担保できます。

まとめ:お互いを理解しているので入社後すぐに活躍できたり、外から視点で気づきを得られるようになったり、出戻りはメリットが大きい

(BAに限らず)出戻るか迷っている人に一言お願いします。

初めての会社に入社してゼロから始める場合に比べて、出戻りの場合はお互いある程度知っている状態から始まる分、業務に慣れるまでのリードタイムを短くできると思います。

リードタイムの短縮によって早くから戦力として活躍できるようになると思うので、選択肢に含める価値は十分あると思います。

1度他の会社に転職したからこそ、良かったことがあれば教えてください。

良かったことは2つあります。

1つ目は他の会社にも良いところはたくさんあり、それらを学べたことです。

2つ目は一度外に身を置いたことによって、元の会社を客観視できたことです。「何をどのように改善すればもっと良くなる」という気づきを、今まで以上に得られるようになりました。

編集部あとがき

会社が目指す方向、お客さんとの関係性、一緒に働く仲間、責任範囲、業務内容、プライベートとの両立、給料など、働く場を選ぶ上で重視することは人それぞれです。

同じ職種を深めていくのか、これまでの経験を生かして新たな職種に挑戦するのか。

それらの選択肢の中には、企業内の異動や他企業への転職だけでなく、昔働いていた企業に戻ることもひとつの道です。

BAsixsでは柳沢さんのように出戻りという選択をした社員も快く受け入れるカルチャーがあります。

今後のキャリアを考える上で、多くの選択肢をつくることができるBAsixsの仲間になりませんか。