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マークアップ率【用語解説】

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マークアップ率(付加利益率)とは、原価(仕入れ値)に対する利益の割合のこと。商品原価をもとに売値を決めるときの指標です。この比率はその商品の市況や業界相場価格、需要者の動向、将来の景気の見通しなどといった要因により決定されます。

もっと詳しく解説

マークアップ率(付加利益率)とは、原価(仕入れ値)に対する利益の割合のことです。商品原価をもとに売値を決めるときの指標です。マークアップは利益、利幅を意味します。

対義語はマークダウン率で、在庫処分や販売促進のために売価から値下げする割合のことをさします。

マークアップ率の計算方法

マークアップ率=原価(販売価格-総費用)/総費用(限界費用)×100
マークアップ率が1のとき、販売価格が費用を賄っていることを表します。

例えば原価が1000円の製品に200円の粗利を加えて(マークアップして)1200円を売値とします。この場合のマークアップ率は20%です。これに対して売上高総利益率(粗利率)は、粗利を売上高で割ったものです。よって売上高総利益率は16.6%になります。

経済学におけるマークアップ率

企業の生産性と価格設定力を反映した指数
投資家と労働者間の経済格差の動向、企業利益や法人税の動向、企業の参入や撤退を考える上で、重要な経済指標のひとつ。

マークアップ率が高い産業

マークアップ率が高い産業は、装置産業型か高付加価値型のどちらかです。

装置産業型:不動産、ガス・水道などのインフラ産業、運輸・流通業など
機械設備や大規模施設が必要なため、マークアップ率が高く設定されています。

高付加価値型:家具や家電などの買回り品、高級な専門品など
店頭での在庫期間が長く回転率が低い商品、研究開発費や広告宣伝費が多い商品は、マークアップ率が高く設定されています。

会社のブランド価値によってマークアップ率をあげることもあり、市場シェアの拡大につながります。
逆に価格競争が激しい日用品を扱う業界ではマークアップ率は低い傾向にあります。