モンキーテストとは、思いのままに操作をすることで、思い掛けない動作が引き起こされ、あわよくば不具合の発見に繋がることを期待した検査とその手法のこと。行動が読めないサルを被験者になぞらえたことがこの名前の由来になっている。
もっと詳しく解説
モンキーテストとは、主にヒューマンエラーが引き起こした機械あるいはシステムの過誤を見つけ出すための検査とその手法を言います。
単体テストや結合テストと違い、予め用意されたテスト項目がないのが大きな特徴です。被験者にテストを委ね、思いのままに操作を行わせることで、思い掛けない動作が引き起こされ、これまでに見つかっていなかった不具合を発見することができます。
テスト中は被験者の行動を細かく記録し、不具合があった場合は再現できることが重要になってきます。
しかしながらモンキーテストだけでは十分な品質保証にはならないため、開発工程の終盤に短期的に行ったり、従来のテストに加えることで効果が発揮されるものになります。