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どこまで進んでいる?中国の5G事情について

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プロフィールアイコン(写真):ディレクター 楊
ディレクター(ビジネス・アーキテクツ)

中国 北京出身。2019年よりビジネス・アーキテクツに参加し、ディレクションUNITに所属。 中国の大手出版社で編集業務を経験したのち、2013年に来日。中国語、日本語、英語を活かし、観光アプリの構築・運用、日本国内の検定試験の運営などに携わる。ビジネス・アーキテクツ参画後は、グローバル企業のウェブ構築プロジェクトを担当。グローバルサイトやガイドラインサイトの運用に従事している。

各国・地域でモバイル5Gサービスの商用が開始してから1年以上経ちました。中でも、5G分野で急成長を見せている中国が世界から注目されています。
今回は中国で5Gサービスはどこまで進んでいるのか、全国での利用状況はどれぐらいなのかをご紹介します。

アフターコロナの経済復活の一環として、10年間で45兆円投資を計画

「5G」とは、第5世代移動通信システム(英語:5th Generation Mobile Communication System)の略で、特徴としては大容量のデータを高速に送受信でき、通信の遅延も少なく、また同時に多数の端末を接続できるなど、さまざまな分野での活用が期待されています。

中国では、アフターコロナの経済復活のキーワードとして挙げられた「新基建」という経済計画の中で、5Gが重点テーマの一つとされおり、シンクタンク等によると2020年の1年間に5G分野で行われた投資額が約4兆5000億円、さらに今後の10年間で約45兆円の投資が予測されているそうです。

ネットワーク整備

中国で5Gが広まる理由の一つとして、通信事業者による積極的なネットワーク基地局の展開、ネットワーク整備があります。

現在、中国各地で5Gネットワーク基地局は建設されていますが、中国では沿海の都市部が特に経済発展しており、それらの地域を中心に基地局の建設が急速に進んでいます。

中国の通信事業者は2020年から2025年にかけ、国内ネットワーク構築に約23兆円を投資し、そのうちの90%が5Gへの投資とされています。2020年一年間で、約60万の新しい5G基地局を展開し、2021年中にその数を超える展開を計画していると発表しました。

通信機器メーカーの対応状況

通信機器メーカーの競争力を測る指標の一つは、5G関連の特許出願数になります。

IPlyticsのレポートによると、5Gに関する特許の申請数は中国のファーウェイがトップで、全申請数の15.39%を占めました。そして2位はアメリカのクアルコムで3位は中国のZTEになります。

同機構のレポートを比較すると、2019年の5G関連特許数ランキングのTOP10の中に中国の企業は2社だったのに対し、2020年のランキングには中国企業4社がTOP10にランクインしています。

市場規模

GSMAの調査によると、2020年末の時点で、中国では12億2000万人がモバイルサービスに加入しており、国の人口の83%を占め、世界で最も発展したモバイル市場の一つになります。

2020年の中国での新しい5G接続数は2億を超え、世界の5G接続の87%を占めます。ただし、5Gへの急速な移行は、中国の4Gアプリケーションがピークに達したことも示しています。 ますます人気を集めていく5Gサービスに切り替えるユーザーが増えるにつれ、4Gサービスのシェアは今後数年間低下し続けるとされています。

また、2020年の5Gスマートフォンの売上高は1億6,300万台となり、これはスマートフォンの総売上高の53%と、消費者からはかなり人気があると言えるでしょう。

5Gの技術は実際どのように活用されている?

現状、5Gの技術は主に医療健康、公共安全、スマート交通といった分野で活用されることが最も多いです。特に、新型コロナウイルスの感染予防や医療機関でも、5Gの技術が活用されています。

例えば、リモート診断システムで利用されたり、ドローンでの地域パトロールで、密を避けるよう人々に呼びかけたり、病院で患者にマスクや温かい食事を提供したりするのに利用されています。

上記以外にも、5G技術は農業や工業の分野においての活躍も期待できます。農業では設備のリモート操作や、作物の管理・観測などで期待されています。

また、安全問題が特に重要な鉄鋼業界では5Gネットワークを通じて、機器の検査とリスクの低い運用シナリオが実現でき、無人運用に使用されれば、高解像度ビデオでのクレーンのリモート操作が実現可能になり、生産の安全性の向上とコスト削減に大きく役に立つでしょう。

まとめ

今回は、中国の5G事情をまとめました。
今後も注目される5Gに関して、BAsixsでは5Gをテーマとしたコンテンツ制作も行っています。

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参考