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コンサルから運用までAEMをサポートするBA

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BAsixs編集部

BAsixsは、社会課題の解決と新たな価値創出をBAグループ全体で目指すためのサービスブランドです。

ビジネス・アーキテクツ(以下、BA)では「Adobe Experience Manager(以下、AEM)」製品の導入支援や活用サービスを展開しています。お客様のAEM導入をサポートするAEMパートナーとして、BAは2022年11月に認定を受けました。

今回の記事では、アドビ株式会社 デジタル エクスペリエンス事業本部 執行役員の鵜瀬 総一郎氏と同事業本部の今井 徹氏、BAの村田 高宗の対談を通じて、AEMパートナーとしてのBAの強みを紹介します。

コンサルから運用までAEMをサポートするBA

インタビューした人

プロフィールアイコン(イラスト):ディレクター/フロントエンドエンジニア 富本
富本ディレクター/フロントエンドエンジニア(ビジネス・アーキテクツ)

地元・愛知の印刷会社や広告会社にてWeb制作に携わる。2014年頃、フロントエンドエンジニアとしてBAに入社。現在、ディレクターとして開発・運用の進行管理やWebサイトのガイドライン作成やコンポーネントの設計・作成を担当しています。好きなキャラクターはリラックマ。イタリアとスイスに行きたい。

インタビューを受けた人

  • プロフィールアイコン(写真):アドビ株式会社 鵜瀬 総一郎様
    鵜瀬 総一郎様デジタル エクスペリエンス事業本部 執行役員 ソリューションコンサルティング部(アドビ株式会社)

    外資系保険会社にて、デジタルチャネル&グローバルプロジェクト担当。 2016年アドビ入社、導入コンサルティングチームのマネジャーを経て、テクニカルプリセールスチームをリード、現在に至る。

  • プロフィールアイコン(写真):アドビ株式会社 今井 徹様
    今井 徹様デジタル エクスペリエンス事業本部 パートナーセールス部(アドビ株式会社)

    前職の日系ベトナムオフショア開発企業で、システム開発事業、テスト事業、クラウドインテグレーション事業、新規Saas/Paas開発などのプリセールスやクラウドベンダーのアライアンスに従事。 2018年にアドビがMagento Commerceを買収後、日本で初のAdobe Partner Award Commerce(2019)受賞。 2021年2月にアドビに入社。国内、国外のパートナー支援、エンゲージメントを通して企業のデジタルマーケティング強化に携わる。主にCMS(AEM)、コマース(Adobe Commerce)の開発パートナーの開拓と支援に従事。

  • プロフィールアイコン(写真):エンジニアリング&テクノロジー ゼネラルマネージャー 村田
    村田 高宗エンジニアリング&テクノロジー ゼネラルマネージャー(ビジネス・アーキテクツ)

    証券会社、ベンチャー企業の立ち上げを経てBAに。2023年より現職。

AEMパートナーとしてのBAの強み

BAの強み

AEMパートナーとしてのBAはどのような強みを持っていますか。

村田:強みは多数ありますが、その強みの源泉となっているのはRFP作成支援から、企画・設計・デザイン・フロントエンド開発・AEM実装までを、自社メンバーでフルカバーできる点です。

特にデザイン領域は出自からして得意な領域なので、良いデザイナーが揃っていると思います。例えば、BAのデザイナーは、コンポーネントの概念をきちんと理解してデザインのできるメンバーが揃っています。AEMは、グリッドレイアウトやコアコンポーネントを活用した実装をすることで、その強みを最大化できるCMSです。先にデザインを決めて、それをいかにコンポーネントに当てはめるか?といった順番で進めると、プロジェクトが破綻してしまいます。要件定義というプロジェクトの初期段階から、AEMを理解しているデザイナーをチームに投入できるのは、BAならではの強みだと思います。

もちろんデザイナー以外のメンバーも優秀です。BAに入社して驚いたのが、メンバー全員が本当にお客様のほうを向いて仕事をしている点です。あるディレクターは、口座開設UI改善のプロジェクトにアサインされるなり、自分でいくつもの口座を開設して知見をためていましたし、ショッピングモールの案件では、実際に現地に行って見聞きした内容をもとに提案内容の議論を進めていました。

また、どのような業界でも情報や知見が社内に多数存在しています。これもBAの大きな強みです。2024年で25周年を迎えるBAの長い歴史のなかで培ったお客様とのご縁には、感謝しかありません。

写真:BA村田が話している様子

AEMに関わるエンジニアについてはいかがですか。

村田:BAでは東京の日本人チームと宮崎のバングラデシュ人チームが一緒になって開発をしています。実は宮崎には、通称「宮崎モデル」と呼ばれるバングラデシュのエンジニアを現地で採用し、宮崎大学で日本語を研修するというプログラムがあります。これを活用することにより、エンジニアの採用で困ったことはありません。宮崎モデルについては、また別の機会でご紹介します。

言葉の壁も大きな問題にはなっていません。実はバングラデシュの大学では授業がすべて英語で行なわれるため、少なくとも2つの言語に堪能です。またバングラデシュメンバーの言語学習能力は非常に高く、前述の日本語研修プログラム(6ヵ月)と本人の努力により、いきなり日本語を使った仕事をスタートできています。

それもあってBAでは、日本語ができるエンジニアがAEMをトレーニングする道と、AEMトレーニングを終了したエンジニアに日本語のトレーニングをする道の二本立てで、AEM人材を育成しています。BA社内でも日本語で話したり、お客様の資料を理解したりと、言葉で困ることはありません。

AdobeからみたBAの強み

Adobe様から見てBAの強みはどのようなところにあるとお考えですか。

今井氏(以下、敬称略):BAさんはWeb業界が日本で立ち上がった当初からメインのプレイヤーとして活躍されてきていますし、有名なクリエイティブディレクターを多数輩出されています。

Adobeには多数のAEMパートナーがいますが、その多くはグローバルのパートナーです。日本の資本で日本人のディレクターが在籍しており、長年日本のWebを支えてきたBAさんは当社としても心強い存在です。AEMをお使いいただくお客様のメリットにもなると思います。

村田:日本のパートナーはまだ少ないんですね。Adobe様としてもそこには注力したいとお考えなのでしょうか?

鵜瀬氏(以下、敬称略):はい、そうしたいと考えています。フロントエンドの世界ではやっぱりCMSに苦手意識がある方も実際いらっしゃいます。AEMが認知されてファンが増えてくれれば良いと思っているので、日本の活動においては、特にフロントやUI・UXが強い会社にAEMをハンドルしていただくことを強化したいですね。

写真:株式会社Adobe鵜瀬さまと今井さまの会話の様子

今後の展望

BAが目指すところ

今後のAEMパートナーとしてBAが目指すところを教えてください。

村田:今後は日本国内のAEMパートナーも増えていくことが予想されますが、BAはそのなかでも先頭を走っていく存在になりたいと思っています。

得意とするUI/UXやデザイン領域はもちろん、企画から開発まで自社でフルカバーできるAEMパートナーとして力を発揮していきたいと考えています。

ただ、少し将来に目を向けると、運用に関してはお客様側で内製できる仕組みを作ることが究極の形だと考えています。目指しているのはお客様ご自身でページが作れる、やりたいことができるという形です。BAとしては基本的な部分をきちんと作り込んでお渡しし、その後は「最近どうですか?」といった形で御用聞きに伺うのが究極の目標です。

AEMの最近の進化を見ていると、デザインガイドラインを遵守し、WEBガバナンスを効かせながらも、ベンダーに頼らずに自由度の高い運用をしていくという理想への手応えを感じています。そんなAEMの進化に負けないようBAも進化を続け、お客様にデリバリーして喜んでいただくことを繰り返していきたいと考えています。

鵜瀬:第1回の記事でAEMの画面の中で「Firefly」が使えるというお話をしましたが、ブランドガイドラインをカスタムモデルとしてランニングさせれば、そのガイドラインに沿ったコンテンツだけが生成できる機能があります。そういったパイプライン機能を組み合わせれば、本当にお客様側での自走も可能だと思いますね。

村田:ブランドガイドラインやガバナンスの強化は今後求められるキーワードになるので、アシスタントとしてAIが動いてくれるのは心強いですね。AEMの「Assets」も自動でAIがタグ付けをしてくれますし、画像も高い精度で認識してタグ付けをしてくれます。実際にお客様にも好評です。

写真:BA村田と株式会社Adobe鵜瀬さまの会話の様子

最後にAEMパートナーの選定を考えているユーザーに一言メッセージをお願いします。

村田:AEM導入には適切なRFPが不可欠ですが、BAではAEMを理解したディレクターによるRFP作成支援サービスも提供しています。

また、デザイナーをはじめ、ディレクターやエンジニアなど非常に優秀なメンバーが揃っています。WEB黎明期よりサイト制作業に携わり、長い歴史のなかで多くの業界に知見を有している点も他社にはない強みです。

AEM導入を検討されているなら、戦略立案からサービス設計、運用・運営までワンストップで提供可能なBAにぜひ一度ご相談ください。

まとめ

株式会社Adobeさまロゴを背景に、左から今井さま、鵜瀬さま、BA村田の集合写真

全3回にわたってAEMおよびAEMパートナーについて語っていただきました。日々進化し、使いやすくなるだけでなく、標準機能も強化されているAEM。今後もさらなる機能の充実が期待できます。

Part1、2では、AEMのサービスについて、AdobeとBAが考えるAEMパートナーについて対談を行っています。興味のある方は、ぜひご覧ください。

BAではAEMパートナーとして、お客様のAEM導入を丁寧にサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。

※所属企業・肩書等は、2024年4月末時点の情報です。