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リテンション率とは?

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リテンション率とは、定着率・継続率のことです。マーケティング領域では企業が一定期間に既存顧客との契約関係・継続利用を維持できる割合のこと、人事領域では社員の定着率のこと。

もっと詳しく解説

リテンション率とは、定着率・継続率のことです。マーケティング領域においては企業が一定期間に既存顧客との契約関係・継続利用を維持できる割合を、人事領域においては社員の定着率を指します。

(1)マーケティング領域

継続顧客数(期間終了時の顧客数 - 期間中に獲得した顧客数)÷新規顧客数で算出できます。
一般的にSaaSの分野では、35%を維持すれば成功と言われています。

創業間もない企業や急成長期間のような企業規模が変化している場合は、老舗企業に比べるとリテンション率が高く出る傾向があります。そのため契約した年別に顧客を分類し、分析することで本質的なリテンション能力を早い段階から把握することが可能です。

リテンション率向上のメリット

  • 近年伸びているリテンションモデル(サブスクリプションやコンスタントモデルなど)の場合、リテンション率が上がることでLTV(顧客生涯価値)の向上、さらには経営指標の改善が期待出来ます。
  • 実際の収益の多くは既存顧客から得られる
  • 既存顧客維持より新規顧客獲にかかるコストの方が大きい
  • 既存顧客の口コミによる宣伝効果が期待できる

(2)人事領域

離職率の対となる用語です。
一定期間内に在籍した労働者数÷一定期間開始時の労働者数で算出できます。