顧客内シェアとは、あるひとりの顧客が購入した特定の商品群の金額に対する、自社製品の購入金額の割合のこと。
もっと詳しく解説
顧客内シェアとは、その商品カテゴリーに関する顧客の総購入金額の内、顧客内の自社製品の購入金額の割合のことです。
市場シェアとは違い、個々の顧客に占める割合を見るため、個別の顧客の自社製品に対するロイヤリティ(愛着・推し)を測る指標となります。
商品の売上金額を増やすためには、新規顧客を増やす、既存顧客にさらに買ってもらう、の2つに大きく分かれます。
顧客内シェアとは後者の考え方で、顧客が用途・品質によって購入する商品・サービスを変えやすい業界に応用しやすいです。例えば、衣料品・文房具・レジャー・飲食・金融サービスなどの業界には向きますが、耐久消費財の業界にはお勧めできません。
また、同じ業界だけが競合になるのではなく、ある小学生のお小遣いにおいては菓子・ゲーム・書籍・音楽が顧客内シェアを争います。