プロジェクト概要
豊富な入試情報を志願者ニーズに合わせて的確に表示するためのサイトリニューアルを実施。志願者の情報収集スタイルにフィットするUI/UX(モバイルファーストによるレスポンシブウェブデザイン)設計を前提に、検索・表示のためのWebアプリケーションの開発・構築のほか、お客様自身でコンテンツ運営(情報の更新作業など)を可能にするためのサイト管理システムの構築までを担当。また、サーバー保守業務までもワンストップで請け負うことで、オープンキャンパスや入試時期のアクセス増への対応も含めたリアルタイムなシステムの見直しや改善までを対応しています。
サービス内容
Web戦略支援、サービスサイト構築、Web運用アウトソーシングBPO
成果物
対応デバイス
パソコン、スマートフォン、タブレット
プロジェクト期間
開発期間:2013年1月~2013年4月(※現在も運用継続中)
チームメンバー
プロジェクトの背景・課題
大学入試業界の特色に大学の資料請求は紙冊子が主流というものが挙げられます。当時、東洋大学では大学や入試に関する冊子を年間合計60万部も印刷。しかし印刷冊数ほど入学志願者数が比例していない現状があり、費用対効果に疑問を感じられていました。2012年に実施されたアンケートによると、9割が主にWebから情報を取得していることが判明。紙媒体での資料請求が当たり前と思われていた教育業界で、ペーパーレス化を推進し現代の生徒のライフスタイルに合わせて「デジタル化」を採用されました。
ご提案内容
多くのサイト訪問者が高校生であることから、スマートフォンでのユーザービリティ・アクセシビリティの向上を追求。限られた表示面積の中で、「コンテンツが表示されるスペース」と、ボタンやリンク、検索窓などの「操作機能が表示されるスペース」が互いに干渉されず、ユーザーが読みやすく、操作がしやすいサイト構造と導線設計を実現しました。また、これまで紙による資料請求システムをデジタル化すると同時に、会員登録者へのメールマガジン配信プラットフォームの構築、ならびにメールマガジン会員限定のコンテンツ制作までをBAでワンストップで請け負っています。
これまで紙媒体を軸とした情報発信を一気にデジタルシフトしていくために以下の点に留意した情報設計を行いました。
どのようにサイトへ来訪させるか
- ポスターやブローシャーといった従来の紙媒体とWebサイトとの相互連携
どのように情報へたどり着かせるのか
- ナビゲーション・検索機能の設計開発
どのように情報を見せるのか
- デバイスにとらわれないコンテンツ表示方法(レスポンシブデザイン)
成果
大学入試情報のデジタルシフトを進めた結果、少子化が進む中でも2015年度から5年連続での志願者数の増加を実現しました。これまで構築し続けたページは、現在では合計1000ページを超え、大型サイトへと成長しています。BAがこれまでに培ってきた大型サイト運営の知見を活かすことで、現在でも安定したサイト運用を実現しています。
今後の展開
ウィズコロナにおいても「いつでも・どこでも・誰でも」最新情報にアクセスすることができる環境の整備を行い、Webを中心とした情報発信の継続と拡充を図っています。
クライアント情報
- 会社名
- 学校法人東洋大学
- 事業内容
教育・研究
- 企業URL
- https://www.toyo.ac.jp/
サービス提供会社
- 会社名
- 株式会社 ビジネス・アーキテクツ
- 事業内容
Webサービスの企画・設計・デザイン・開発・運営にかかる総合サービスの提供
- 企業URL
- https://www.b-architects.com/