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「とりあえず作った」でバラバラになったBtoBサイトを、会社の強力な武器に変える方法

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プロフィールアイコン(写真):デジタル戦略部/事業部長(ビジネス・アーキテクツ) 新山 佳世子
新山 佳世子デジタル戦略部/事業部長(ビジネス・アーキテクツ)

事業会社にてWeb部門立ち上げ、Webサイト制作会社にてインフォメーションアーキテクトを経験。国内大企業、グローバル企業の大規模プロジェクトを手がけた後、シニアコンサルタント、コミュニケーションプランナー、プロジェクトマネージャーとして、プロジェクト全体を牽引。2025年ビジネス・アーキテクツへジョイン。

BtoB企業のWeb担当者のみなさまへ。
貴社のWebサイト、「とりあえず作った」が積み重なり、全体像が見えない“情報の迷路”になっていませんか?

  • 気がつけば事業部ごとにサイトが作られ、ブランドや情報がバラバラで収拾がつかない
  • 戦略がないから、どこをテコ入れすれば成果が出るのかわからない
  • サイトを統合したいけれど、どこから手をつけていいか、社内の決裁者をどう説得すればいいかわからない
  • そもそも何のためにWebサイトがあるのか、担当者自身も答えられない

このような状況にあるなら、今こそWebサイトを根本から見直す機会かもしれません。
Webサイトを単なる情報置き場ではなく、「経営戦略を体現する場」へと転換させましょう。

この記事で得られること

この記事では、バラバラになったWebサイトを整理し、事業成長に貢献する戦略を、現場目線で実現可能な形で構築するための具体的かつ平易なステップをご紹介します。

「とりあえず作った」でバラバラになったBtoBサイトを、会社の強力な武器に変える方法

バラバラになったBtoBサイトが企業にもたらす見えない損失

なぜ、乱立したWebサイトをそのまま放置してはいけないのでしょうか?
サイトを訪れるお客さまの感情や行動を想像してみると、そこには企業にとっての大きな損失が4つ隠れています。

バラバラなサイトがもたらす企業の損失を、お客さまの感情や行動に沿って4つに整理した表:「①事業機会の損失」として、求める情報に辿り着けず、サイト内で迷子になり離脱する。「②ブランドの毀損」として、サイトごとにデザインや言葉遣い(トーン&マナー)がバラバラだと「この会社、大丈夫?」と企業への信頼性やブランドイメージが低下する。「③非効率な運用」として、各サイトのメンテナンスやセキュリティ対応が複雑になり、見えない運用コストがかさむ。「④リソースの浪費」として、担当者が日々「整理」に追われて、「戦略的な施策」に手を出せない。

事業機会の損失

お客さまが求めている情報にスムーズに辿り着けず、サイト内で迷子になり、離脱してしまいます。せっかくの出会いのチャンスを逃してしまうことになります。

  • 【お客さま視点】
    お客さまは「今知りたい情報」を求めて来訪します。サイトがバラバラだと、どこに行けば「今知りたい情報」があるのかがわからないため、ストレスを感じ、諦めて他のわかりやすいサイトへ逃げる原因を作ってしまいます。
  • 【企業視点】
    本来なら受注につながるはずだった見込み顧客(リード)を、自ら競合へ流出させている状態です。広告費やマーケティング費用をかけて集客しても、穴の開いたバケツで水を汲むような「機会損失」を生み出し続けています。

ブランドの毀損

サイトごとにデザインや言葉遣い(トーン&マナー)がバラバラだと、「この会社、大丈夫?」と、企業の信頼性やブランドイメージが低下してしまいます。

  • 【お客さま視点】
    サイトごとに見た目や操作感が変わると、お客さまは「本当に同じ会社のサービスなのか?」と認知の混乱を起こします。この小さな違和感の積み重ねが、企業への不信感へとつながってしまいます。
  • 【企業視点】
    BtoB取引において最も重要な「企業の信頼性(ガバナンス)」が疑われるリスクがあります。組織の縦割り感や管理体制の甘さが透けて見えてしまい、大口顧客やクオリティ重視の取引先から選ばれにくくなります。

非効率な運用

各サイトのメンテナンスやセキュリティ対応が複雑になり、見えない運用コストばかりがかさんでしまいます。

  • 【お客さま視点】
    運用ルールが統一されていないと、あるサイトでは古い情報のまま、別のサイトでは新しい情報が掲載されるといった「情報の食い違い」が起きます。結果として、お客さまに誤った情報を届けてしまうリスクが常に付きまといます。
  • 【企業視点】
    各事業部でシステム維持費、保守費用、セキュリティ対策費が「二重・三重」に発生しています。全社レベルで見れば、本来なら削減できるはずの「無駄な固定費」を垂れ流している状態です。

リソースの浪費

担当者さまが「整理」という泥沼のような作業に日々追われてしまい、本来時間を使うべき「戦略的な施策」に手を出せなくなってしまいます。

  • 【お客さま視点】
    サイトの修正や確認作業といった「目先の作業」に追われると、お客さまのデータ分析や、それに基づいた「サイトの使いやすさの改善」といった、本当にお客さまのためになる改善活動に時間を割けなくなります。
  • 【企業視点】
    優秀な人材の労働時間を、付加価値を生まない「現状維持(後片付け)」のためだけに消費しています。本来なら売上を伸ばすための「攻めのデジタルマーケティング」に投資すべき貴重な人件費(リソース)の、大いなる損失です。

「心強い伴走者」と進める整理と戦略化のプロセス

Webサイトの整理や戦略策定は、多くの関係者を巻き込みながら進める必要がある取り組みです。私たちBusiness Architects(ビジネス・アーキテクツ)がどのように伴走し、一般的なコンサルティング支援と何が違うのかをご紹介します。

一般的なコンサルにありがちな落とし穴

現場の実態や制約を踏まえない“理想論”の戦略を提供
専門用語を多用したわかりにくい説明や、分厚いだけで実行に結びつかない「読んで終わり」の報告書。
そして、現場の実態や制約を十分に踏まえないまま描かれた“理想論”の戦略──。
それらを受け取ったご担当者さまが

  • 「結局、明日から何に手をつければいいのかわからない」
  • 「この難解な資料では社内を説得できない」

と、頭を抱えてしまうことはよくあります。

Business Architects(ビジネス・アーキテクツ)のコンサル

  • 地に足の着いた「伝わる」戦略策定
    • 難解なドキュメントは提供しません。
      「誰でも理解できる平易な言葉」と「現場で使える実践的なドキュメント」にこだわります。
    • 関係者の理解度を丁寧に確認しながら、一歩一歩進めます。
  • 現場に寄り添った「当事者意識」の強さ
    • 戦略立案だけでなく、現場の運用目線ももっています。
      「絵に描いた餅」ではなく、貴社のリソースや状況に合わせた「実行可能な計画」をご提案します。
    • クライアント企業の担当者さまから「丁寧で、わかりやすい」「心強い」と評価いただいているコミュニケーション力で、社内の調整を強力にサポートします。
  • 会議設計・ファシリテーションによる「全体の見通し」
    • Webサイト統合・戦略策定は関係者が多く、会議が迷走しがちです。
    • 貴社の会議を「いつまでに何を決めればいいか」が明確になるよう設計し、スムーズな合意形成を導きます。

一般的なコンサルとBAのコンサルの違いを整理した図。『一般的なコンサル』は、現場の実態や制約を踏まえない“理想論”の戦略を提供する。具体的には、専門用語を多用する、わかりにくい説明をする、膨大なドキュメントを提供する、読んで終わり、実行に結びつかない。その結果お客さまの心情は「結局、何から始めるんだっけ?大事なことは何だろう?」「ドキュメントが難しくて現場に説明できない…」「このプロジェクトは、本当に成功するのだろうか…」となる。一方、『BAのコンサルは、「伝わる」戦略策定で、難解なドキュメントは提供しない、「誰でも理解できる平易な言葉」で説明する、「現場で使える実践的なドキュメント」を提供する。また、「当事者意識」の強さから、現場の運用目線で貴社のリソースや状況に合わせた「実行可能な計画」をご提案し、社内の調整も強力にサポートする。かつ、会議設計・進行による「全体の見通し」により、「いつまでに何を決めるか」を明確化し、会議を設計、進行することで合意形成をスムーズに進める。その結果お客さまの心情は、「ドキュメントがわかりやすく説明も丁寧」「今からやること、これからやることが理解できた」「このドキュメントなら上司や現場にも説明できそう」「関係者の認識を揃えてこのプロジェクトを推進できそう」となる。一般的なコンサルとBusiness Architects(BA)のコンサルを比較した図。一般的なコンサルは専門用語が多く実行につながりにくい戦略や膨大なドキュメントを提供するため、顧客は「何から始めればよいかわからない」「現場に説明できない」と感じやすい。一方、BAのコンサルは「伝わる」戦略策定、現場に寄り添った当事者意識、会議設計・ファシリテーションを通じて、平易で実践的なドキュメントや実行可能な計画を提供し、顧客が内容を理解して関係者の認識を揃えながらプロジェクトを推進できることを示している。

まず取り組むべき「整理」と「戦略」の3ステップ

「とりあえず作った」でバラバラになったWebサイトは、闇雲にページを消したりデザインを変えたりしても解決しません。社内を巻き込みながら、スムーズに統合を進めるための「3つのステップ」をご紹介します。

まず取り組むべき「整理」と「戦略」の3ステップを紹介します。まず初めに現状把握と目的統一する。「Webサイトの棚卸し」と「共通目的」の明確化をする。2番目は戦略策定。事業に貢献する「Web戦略の軸」を設計する。最後に実行ロードマップを作成する。現場が迷わない「平易な実行計画」を作る。

STEP1. 現状把握と目的統一

社内に散らばるサイトを洗い出し、共通のゴールを決める

  • 社内サイトの「棚卸し(リスト化)」
    どの事業部が、いつ、どんな目的で作ったのか、現在運用されているすべてのサイトを洗い出し、1つのリストにまとめます。
    まずは「何がどこにあるのか」の全体像をブラックボックスから引っ張り出しましょう。
  • Webサイトが果たすべき「共通のゴール」の定義
    「各事業部がバラバラに成果を追う」のをやめ、会社全体の事業成長のために、Webサイトが共通して目指すべき「真の目的(例:新規顧客の獲得、認知度の向上など)」を経営陣や関係者とすり合わせます。

STEP2. 戦略策定

捨てる基準を決める。「誰に」「何を届けるか」から、サイトの仕分け軸を作る

  • ターゲットと提供価値の整理
    「どんなお客さま(ペルソナ)」にサイトに来てほしいのか。そのお客さまの課題を解決するために、提供すべき情報(コンテンツ)や機能は何なのかを明確にします。
  • 「残す・統合する・廃止する」の仕分けルールの設定
    STEP1.で洗い出したサイトを、新しいターゲット戦略に合わせて仕分けます。「このサイトは本体へ吸収(統合)」「役目を終えた特設サイトはクローズ(廃止)」など、誰もが納得できる客観的な判断基準(ルール)を作ります。ここが明確であれば、事業部との調整もスムーズになります。

STEP3. 実行ロードマップ作成

関係者の「聞いていない」を防ぐ。現場が迷わず動けるスケジュール帳を作る

  • 優先順位の決定と、関係者との認識合わせ
    すべてのサイトを一度に統合するのは不可能です。影響度が大きいもの、または手をつけやすいものから「優先順位」をつけます。この段階で各事業部の責任者を集め、「この順番で進めます」という合意(握り)を取ることで、後々の社内トラブルを防ぎます。
  • 「いつ、誰が、何をするか」のタスク明確化
    完了日(ゴール)から逆算して、スケジュールを引きます。「〇月までにコンテンツを移行する」「〇月に古いサイトを閉鎖する」といった役割分担と期限をガチッと決めることで、絵に描いた餅に終わらせず、確実にプロジェクトを実行に移します。

まとめ:バラバラのサイトを「会社の武器」に変えるために

Webサイトの乱立は、単なる運用上の問題だけではなく、企業の成長機会や信頼性に影響する重要な経営課題です。最後に、Webサイトを「会社の武器」へ変えるために大切な考え方をお伝えします。

  • 乱立したWebサイトの整理と一貫した戦略の構築は、これからのBtoB企業にとって「最重要の経営テーマ」です。
    サイトの乱立を解消することは、単にデザインを綺麗にしたり、システムを1つにまとめたりするだけの作業ではありません。バラバラだった顧客接点を一本化し、企業の信頼性を高め、営業効率を最大化するための「攻めの投資」です。ここを見直すだけで、これまで逃していた多くのビジネスチャンスを掴み直すことができます。
  • 「どこから手をつければ…」「社内調整が絶対に揉める」と、1人で抱え込む必要はありません。
    Webサイトの統合には、技術的な知識だけでなく、社内の利害関係を調整するパワーが必要です。「難しそう」「ハードルが高い」と感じるのは当然のこと。
    だからこそ、私たちのような「現場の伴走者」がいます。貴社のチームの一員として、複雑な社内調整のファシリテーションから、関係者の目線を揃えるワークショップ、実現可能な計画づくりまで、泥臭い部分も含めて一気通貫でサポートします。
  • まずは、貴社が今抱えている「もやもや」や「理想のゴール」を、そのまま私たちにお聞かせください。
    「何から話していいかわからない」「まだ社内の意見がまとまっていない」という段階でも全く問題ありません。現在のサイトの状況を一緒に紐解き、どこに課題があるのかを見つける最初の一歩から、丁寧に伴走させていただきます。

貴社のWebサイトを、単なる情報置き場ではなく、私たちと一緒に事業成長を支える「会社の強力な武器」へと生まれ変わらせましょう。