BAsixs(ベーシックス)

「あたりまえ」をアップデートしつづける

「Web制作だけじゃない」組織づくりも担うクリエイティブUNITを紹介

読了目安 : 5

  • 投稿日 :
  • 最終更新日 :

この記事を書いた人

(ビジネス・アーキテクツ)
クリエイティブUNIT(ビジネス・アーキテクツ)

大手を中心とした企業のWebサイトのデザインのためのリサーチ、コンセプト立案、デザインシステム開発、各種ページやコンポーネント、グラフィック制作などを主に担い、自社のブランディング施策にも取り組んでいるUNIT。

大手を中心とした企業のWebサイトのデザインのためのリサーチ、コンセプト立案、デザインシステム開発、各種ページやコンポーネント、グラフィック制作などを主に担い、自社のブランディング施策にも取り組むクリエイティブUNIT。
今回はその中から秋山さんと水戸さんに登場してもらい、仕事の内容、やりがい、会社の雰囲気、一緒に仕事をしたい人物像、そして将来の目標など、大いに語り合ってもらいました。

インタビューを受けた人

  • プロフィールアイコン(写真):シニアデザイナー 秋山
    秋山 朋三シニアデザイナー(ビジネス・アーキテクツ)

    2002年よりビジネス・アーキテクツに参加。シニアデザイナー。大規模なグローバルサイトやコーポレートサイトの構築および、ガバナンス強化・運用効率化のためのガイドライン作成とその後の運用まで、UIデザイナー/アートディレクターとして幅広く参画。品質を保ちながら効率的な開発および運用を可能にするコンポーネントベースのデザインメソッドを早期より実用化。利便性重視のポータルサイト、閲覧性重視のニュースサイト、コンバージョン重視のECサイト・マーケティングサイト等、目的や特性に応じた柔軟なデザイン設計に長ける。最適なユーザー体験の定義、実現のための施策の立案・実施、プロトタイピングによるテスト〜改善まで、UX観点を持って包括的に携わる。自社CIの開発・浸透施策など、ブランディング施策も手がけている。

  • プロフィールアイコン(写真):第3事業部 マネージャー/デザイナー 水戸
    水戸第3事業部 マネージャー/デザイナー(ビジネス・アーキテクツ)

    Web制作会社数社でのデザイン経験を経て、2017年にBA入社。入社後はLP〜大規模な案件まで複数案件の情報設計・デザインに携わり、現在はUX開発を手掛けるUIデザイナーとして客先常駐中。気がついたら入社して5年経っていた。2020年にUD検定初級を取得。人に恵まれていることに感謝しつつ、毎日やりがいと面白さを感じながら、課題解決のために日々奮闘しています。

お客様に一番近い立場での仕事がスキルアップにつながる

まず、これまでのデザイナーとしての歩みを教えてください。

水戸 : 私は絵を描くことが好きで、中・高生のときは自分の絵を見てもらいたいと、趣味でホームページを作っていました。そこから派生してデザイナーになりたいと考え、専門学校に通ってからWebの制作会社へ入社しました。そこではキャンペーン商品といったシーズンごとに入れ替わるアイテムのサイトなど、小規模で公開期間の短いものが多かったです。

その会社がキャリアのスタートだったのですね。

水戸 : はい。その後、もっと規模の大きな案件に関わりたい、もっと長く使われるサイトの仕事に携わりたいと思うようになり、Webサービスの老舗といわれるBAでスキルアップしたいと考えました。

秋山さんは、いかがでしょうか。

秋山 : 私は19歳のときに上京して1年間、インターネット関連の会社で働いていました。そこでは特にデザインはしておらず、アルバイトとして裏方的な仕事が中心だったんです。ただ、高校のときからずっと自分のホームページを独学でデザインしていたので、もう一度デザインのことをしっかり勉強したいと思い、その会社を辞めて3年間、美術の専門学校へ通いました。

そこで学ばれたことは?

秋山 : デジタル系の学科は選ばず、紙や文字のデザイン、工作系、写真などアナログ中心の授業を専攻していました。そして在学中に並行して、当時代表的なWebデザインのメーリングリストに参加していました。そこである日、Webデザイン界隈の強者たちが集まって会社が創業されたという情報をキャッチし、卒業前に就職を考えるときに、一度遊びに行ってみようかなと考えました。そこがBAsixs参画企業である、ビジネス・アーキテクツ(以下、BAと称する)でした。

現在への道筋ができたわけですね。

秋山 : それがきっかけで自分のポートフォリオを見てもらい、面接に進みました。それが2002年のことで、今年で19年目です。いつのまにか会社で最古参になりましたね(笑)。

今の業務内容と役割を教えてください。

秋山 : メンバーをリードしてサポートすることが多いです。基本的にはメンバー主体で仕事を進めてもらいます。また、技術を上げるためのトレーナー的な役割もありますね。あとは、仕事量や時間配分などの管理です。もちろん、自分でデザインもしますが、サポート業務の比重が高くなっています。

水戸 : クリエイティブUNITの中ではちょうど中堅世代にあたるのですが、先輩と組むときには、例えば先輩が基本設計されたページの詳細設計やコンポーネント単位でのデザインをしたり、パーツを作ったりします。また最近は、案件によってはリードとして後輩と組んで仕事をすることも多いです。

秋山 : 今、水戸さんはお客様先で常駐して仕事をしています。

水戸 : お客様に一番近い立場にいるので、やりがいは大きいですが、まだまだ修行中です。

秋山 : いやいや、仕事ぶりは頼もしいです。常駐先での仕事は、スキルアップのためには良い環境と言えますね。もちろん、本社のメンバーからサポートも行なっています。

creative unit roundtable creative unit roundtable taling01

デザイナーの担当範囲が広く、成長を実感できる

仕事で重視されていること、やりがいや苦心されることを聞かせてください。

水戸 : お客様の要望をしっかり探って実現させないといけないので、やはりコミュニケーションがすごく大事です。BAは他社に比べて、デザイナーが担当する範囲がとても広いんです。未経験の工程にチャレンジするときはプレッシャーも小さくありませんし、つらいと感じるときもたまにありますが(苦笑)1つ成果が出ると自分の成長を実感できますし、お客様に褒めていただけるとうれしいです。

秋山 : 私たちのアウトプットというのは、意図をきちんと目に見えるかたちで示すこと。いろいろな立場の人にとってその影響はすごく大きいです。なので、間違った意図を持って作っていたり、伝え方を間違ったりすると、受け手の反応が変わってきます。それが難しい部分なので、作ったものをただお渡しするだけでなく、きちんと意図を説明し、納得を得て、その相手がまた別の人に説明できる状態にすることまでを考えます。

creative unit roundtable creative unit roundtable taling

かなり繊細さが要求されるお仕事ですね。

秋山 : どういう場で、どのようなタイミングで提出するのがいいのかなど、そこまで考え出すと難しい仕事かなと思います。ですが、しっかり考えて進めてきたことがうまくいくとうれしいですし、やりがいになります。あとは、他の人をサポートしたり教えたりしたときに、その人が新たな発見をして成長したり、できることが少しずつ増えていったりするとうれしいです。

チームや会社の雰囲気は、いかがでしょうか。

水戸 : チームに限らず、会社全体としてフラットな雰囲気ですね。分け隔てなく話すことができるので、意見を言いやすいです。仕事に対する集中力はすごいですけど、気を抜けるときは和気あいあいで、メリハリがあります。また、皆さん穏やかで優しく、何でも相談しやすいです。

秋山 : ガツガツした感じの人はいません。入社した人の8割方に言われるのは「オフィスが静かですね」ということです(笑)。

水戸 : 私も入社当時はそう思いました(笑)。皆さん、すごい集中力でパソコンに向かっているので…。いわゆる体育会系とは違いますよね。それと、一人ひとりのデスクが大きくて、それぞれの間隔が広くてゆったりしていることも特徴です。

秋山 : それでも、案件によっては席を移動して、チームでまとまって仕事をすることもあります。そうするとやはり会話が増えますね。年々、若い人が増えてきて、昔ながらの人間は一握りです。2018年に第二創業期としてCIなどを変えて再出発し、これからどうしていこうかという前向きな雰囲気が皆にあります。社員としての意識・行動を司る約束事として“BA Principle”という行動指針をつくったり、ステーショナリーやCIグッズなども展開しています。

creative unit roundtable creative unit members

BAの基本方針を表しているんですね?

秋山 : “BA Principle”では『自律自走』という言葉を大きく謳っているのですが、「好奇心」「インプット」「考える」「伝える」「成果」「協力」「トライ」という7つの要素を社内に浸透させているんです。

creative unit roundtable aykiyama san employee id card

やる気、熱意、社内カルチャーへのフィット

もし、自分があと一人だけ採用者を選べるとしたら、どんな人がいいでしょう?

水戸 : 私個人の意見ですが、スキルに関してはやればやっただけ伸びると思うので、良いものを作りたい、成長したいと思っている人がいいですね。やる気や熱意といった、心の部分がしっかりした人です。前向きな意欲を汲んでくれる会社ですし、自分がやったことのない案件でもサポート体制が整っていますので、打席に立つ機会が多くなって成長できる。何事にも恐れずにチャレンジできる人が望ましいです。

秋山 : 水戸さんが言うようにスキルよりは、うちのカルチャーにフィットすることが優先でしょうか。先程お話しした“BA Principle”に則って、その方向性に合うことが大事です。基本的にはもちろんいろんな人がいてオッケーだけれど、いろんな人がいても”BA Principle” に沿うことで組織としてうまくいく、というのが理想と考えています。

社内での勉強会やイベントはありますか。

秋山 : やっています。普段の業務で、具体的に誰が何をやっているのかお互い細かくはわかっていないので、それを不定期で共有し合っています。また、ユーザーテストのシナリオを作って模擬的にやってみたり、コンペの提案アプローチを共有したり、前職で紙媒体に関わっていた人に紙ならではのノウハウを教えてもらったりもしています。

creative unit roundtable two people talking in house events

それでは最後に、ご自身の目標や夢を聞かせてください。

水戸 : 今はお客様に一番近いところで常駐として働いているのですが、最近特に強く思うのは、お客様のビジネスをしっかり理解し、課題を解決して結果を出せるデザイナーになることです。これは今後もずっと目標として掲げていきたいですね。立場的にはHUB(ハブ)の人間でいたいです。お客様とユーザーのHUB、お客様と世の中のHUB、会社なら先輩と後輩の間に立つHUBの存在になりたいです。

制作に関すること以外では?

水戸 : 組織づくりに関しても興味が出てきたので、将来的には常駐経験も生かして、BAを今よりもっと良い会社にしていくため、チームビルディングなどの組織づくりの面でも、何かしら貢献していきたいと思います。

秋山 : 一人ひとりがどういうことをやりたいか、どういうことを目指しているかを、もっと皆が共有した状態になればいいなと思います。それが、相互での成長支援のきっかけになると考えます。支援という意味では、上下の立場は抜きにして、私が若い人にデータ・マーケティングのことを教えてもらってもいいと思います。そういう形が自発的に生まれる組織が理想ですし、そのための貢献を続けていきたいです。

本日は、楽しい対談をありがとうございました!