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デジタルアセット管理(DAM)導入事例 B社様

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デジタルアセット管理(DAM)導入事例 B社様

プロジェクト概要

大手製造業様(グローバルでの売上1兆円以上)に、デジタルアセット管理を導入いたしました。デジタルアセット管理とは、Webガバナンスを保つために、デジタルアセットのバージョン・著作権・使用期限を管理できる仕組みや、ワークフローを設計できるシステムです。

お客様が抱えていた課題と、ご提案した課題解決方法

解決したいこと

  • 社内に同じようなデジタルアセット(テキスト・動画・写真・カタログデータなど)があるか検索する手段がなかったため、海外販社に依頼する度に新規で制作していたが、デジタルアセットの検索性を高めることで製作費を削減したい
  • 多くの部署・拠点・販社が関わるため、信頼できる情報の格納場所はどこか、何が最新か、どれを使うと正解か分からない、という状態を解消したい
  • ブランドに関連するデジタルアセットを一元管理することで、社内・販社横断でブランドイメージを統一したい

解決方法
Webガバナンスを保つためにデジタルアセット管理を活用して、社内横断でデジタルアセットをシームレスに共有し入手できる環境を構築することで、業務効率の向上を狙います。

ご提案・実施内容

提案内容

お客様よりプロジェクト中における仕様変更や未確定事項を受け入れながらプロジェクトを進めたい、とご要望頂きました。このご要望を受けて、弊社のグローバルサイト運用経験者とデジタルアセット管理の技術者で構成するプロジェクトチームで、アジャイル開発による実装をご提案しました。

アジャイル開発は、小さな機能ごとに設計→実装→テスト→リリースを繰り返すため、お客様もプロジェクトの一員としてご参画いただきます。

なお、デジタルアセット管理はAdobe Inc.のAdobe Experience Manager Assetsをご提案しました。

1.要件定義

ビジネス要件、プロジェクト要件、運用要件を中心に大まかに定義します。

要件定義は、次の4つのステップで進めます。

  1. ヒアリング
    • QA表を用いて確認事項をヒアリングします
  2. ディスカッション
    • QA表に回答いただいた内容を元に、定義内容のドラフトを記載します
  3. ブラッシュアップ
    • ディスカッションで出たものを反映します
  4. 確定
    • ご確認いただいて確定した後、ドキュメント化を行います

2.デジタルアセット管理の導入

実装は、以下の6つのステップを回しながら進めます。

本プロジェクトで特徴的な点は、テストを2つのフェーズに分けることです。まず販社での仮運用と制作会社を含めた運用に向けて開発します。そして、制作会社を交えた運用を実施し、本運用に向けた改善を行います。

1.解決すべき課題の設定
「運営担当が画像にアクセスし、必要な画像を検索で探す」「画像を加工し、上長に承認を得る」など解決すべき課題(シナリオ)を設定します

2.検証環境の確認
弊社の検証環境をご確認いただき、課題をどのように解決できるかイメージをつかんでいただきます

3.デジタルアセット管理の設計
双方(B社様、弊社)でどのようにしていくことで課題が解決できるかを議論し、最初に作るものの設計を行います

4.デジタルアセット管理の実装
要件定義した内容をデジタルアセット管理に実装します

5.テスト
課題管理ツールや定例会で動きを確認いただき、フィードバック、是正措置を行います

6.リリース
プロジェクトで合意後に機能としてリリースします

3.最終調整

実際にデジタルアセット管理を使う担当者様にもご協力いただき、運用において問題ないか、Webガバナンスを維持できそうか確認し、細部をブラッシュアップします。

プロジェクト期間

6ヶ月

チームメンバー

DAM導入プロジェクトの体制図:BAのプロジェクトメンバー構成(プロジェクトリーダー、ディレクター、AEMエンジニア、QAエンジニア)

サービス提供会社

株式会社ビジネス・アーキテクツ
会社名
株式会社 ビジネス・アーキテクツ
事業内容

Webサービスの企画・設計・デザイン・開発・運営にかかる総合サービスの提供

企業URL
https://www.b-architects.com/