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アクセシビリティ対応!企業ウェブサイトが今やるべきこととは何か?

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昆野アカウント/ディレクター(ビジネス・アーキテクツ)

Web業界歴20年以上、マーケティングをベースとしてWebディレクター、プロデューサーとして数々のプロジェクトを経験。Web業界の酸いも甘いも嚙み分けた結果、人材の案件への適正マッチングこそがプロジェクトの成否を決めるという持論にたどり着く。2020年BA入社。色々な人と会って相談を聞く仕事です。

2024年4月1日に、障害者差別解消法の改正が施行されました。これにより、企業はウェブサイトにおける合理的配慮、すなわちアクセシビリティの対応を検討することが必要になりました。

ウェブアクセシビリティとは、あらゆる人々がウェブサイトで提供されている情報やサービスを利用できることですが、特に企業のウェブサイトにおいては、アクセシビリティ対応は「やるべき」ことではなく、対応した企業自体にもメリットがあります。

本記事では、ウェブアクセシビリティ対策のメリットを通じて事前に行っておくべき内容を解説します。

アクセシビリティ対応!企業ウェブサイトが今やるべきこととは何か?

2024年4月の法改正でウェブアクセシビリティの対応が迫られるようになりました

障害者差別解消法が改正されました。それによりアクセシビリティ対応が義務化され、ウェブアクセシビリティもアクセシビリティの枠内となることから、企業サイトも対応を迫られています。
企業サイトの対応に関して詳しくはBAsixs記事「障害者差別解消法の改正で企業サイトがやるべきこと」を参照ください。

障害者差別解消法の改正で企業サイトがやるべきこと | BAsixs(ベーシックス)

では改めて、ウェブアクセシビリティを包括しているアクセシビリティとはなんなのか確認しましょう。

そもそもアクセシビリティとは

アクセシビリティは英語ではAccessibilityで、以下のように訳されています。

  • 「近づきやすさ」
  • 「利用のしやすさ」
  • 「便利であること」

一般的には、「利用者が機器・サービスを円滑に利用できること」という意味で使われています。

アクセシビリティの対象者というと一般的には、高齢者や障害者を指していると思われがちですが、全ての人を対象とします
たとえば、加齢による能力バランスの変化や普段と異なる状況においても対象となります。

  • 加齢による能力バランスの変化
    • 例)視力、聴力、運動能力、反射神経、記憶力など…。
  • 普段と異なる状況
    • 例)メガネを忘れた、けがをした、外国人旅行者など…。

ウェブアクセシビリティに対応するメリットを考える

全ての人の使いやすい状態を実現する為には、今や企業にとっての顧客接点となるウェブサイトのアクセシビリティ対応は欠かせません。

ウェブサイトのアクセシビリティ対応を行うことは、使えない、使いにくい状態を改善することだけではないメリットがあります。

法改正により、企業はアクセシビリティ対応を迫られていますが、取り組みを行うことで企業側にもメリットがあります。

  1. ウェブアクセシビリティ対策を行うことでアクセスする人が増える
  2. ウェブコンテンツの品質が向上(SEO効果あり)
  3. ウェブアクセシビリティとUIの改善、UX向上

それぞれのメリットを見ていきましょう。

ウェブアクセシビリティに対応するメリットを考える

メリット1:ウェブアクセシビリティ対策を行うことでアクセスする人が増える

令和5年版 障害者白書によると、日本人口の約10人に1人(9.2%)が障害を抱えているといわれています。その9.2%の人が情報へのアクセスが可能となる為、約1,160万人に、情報を届けることができます。

メリット2:ウェブコンテンツの品質が向上(SEO効果あり)

Googleなど検索エンジンにもアクセスしやすく正確な情報を理解しやすい状態となり、利用者が目的の情報にたどり着きやすくなる為、SEOにも影響を与えます。

  • 全サイト平均で全体のトラフィックが12%増加
  • 73.4%のサイトで検索トラフィックが増加
  • 検索トラフィックが増加したサイトのうち、66.1%が1%〜50%の増加、7.3%が50%超の増加

出典 : [Study] Is Web Accessibility Key to Driving Organic Traffic?. Semrush. (参照 2024-07-18)

メリット3:ウェブアクセシビリティとUIの改善、UX向上

アクセシビリティが確保されたウェブサイトは、利用者のユーザー体験(UX)の向上にも繋がります。

たとえば、探している情報が見つからない場合、利用者はサイトを離脱してしまいます。UIの改善やUXの向上により、目的としているコンテンツが見つけやすい状態となり、利用者はストレスなくサイトを利用できるようになります。

まずは自社のアクセシビリティスコアを把握

ウェブアクセシビリティ対策を行うことで数々のメリットがあることをお伝え致しました。
まずは、Lighthouseなどで自社のアクセシビリティのスコアを確認してみましょう。それだけではわからないことも多いかと思いますので、ぜひ簡易診断を受けてみてください。

Lighthouseとは、Google社が提供する「ウェブページの評価ツール」です。「パフォーマンス」「ユーザー補助」「おすすめの方法」「SEO」の4つの指標でウェブページを評価し、各指標について0〜100点のスコアを提示してくれます。

  • パフォーマンス
  • ユーザー補助
  • おすすめの方法
  • SEO

スコアは大きく3つに分けられ、0〜49点は▲(赤い三角)、50〜89点は■(黄色い四角)、90〜100点は●(緑の円)で表示されます。そして、それぞれ改善すべき詳細も表示されます。

またアクセシビリティ簡易診断では、アクセシビリティに詳しい専門家により、貴社のウェブサイトのアクセシビリティに関する課題を見つけ改善するアドバイスをまとめたレポートを作成いたします。
それにより、以下のような可能性を把握する事ができます。

  • 検索順位の低下はウェブサイトのパフォーマンスやSEOに関連する問題が影響している可能性
  • ターゲットユーザーの特性とウェブサイトのアクセシビリティ機能がマッチしていない可能性

うちのWebサイトはどうなってる?診断から始めるウェブアクセシビリティ対応 | BAsixs(ベーシックス)

まとめ

法改正によるアクセシビリティ対応を行うメリットとして3点あるとご紹介いたしました。

  • ウェブアクセシビリティ対策を行うことでアクセスする人が増える
  • ウェブコンテンツの品質が向上(SEO効果あり)
  • ウェブアクセシビリティとUIの改善、UX向上

アクセシビリティ対応を行うにあたって、企業ウェブサイトの現状を正しく把握することで効果的な施策を実行できます。

次の記事では、現状把握をした上でのウェブアクセシビリティ方針のたてかたをご紹介致します。

BAでは簡易診断サービスにとどまらずアクセシビリティに関する相談やお問い合わせを受け付けています。ぜひお問い合わせください。