BAsixs参画企業のビジネス・アーキテクツは、お客様へ新年のご挨拶をするために年賀メールをお客様へお送りしました。
2023年の年賀メールは、開封率40.05%、開封下さった方の内74.2%の方に8秒以上閲覧していただき、クリックスルー率(開封した人の内クリックした人の割合)は11.1%でした。
年始は特に受信ボックスのメールが多く埋もれがちですが、より多くの人にメールを最後まで読んでもらうために、デザイナーの力を借りました。お客様の興味を引くためにデザイナーはどんな工夫をしているか、年賀メールのアイキャッチ画像の制作フローについて聞いてきました。デザイナーの頭の中が垣間見られて、楽しいインタビューでした。

インタビューを受けた人
- 松森デザイナー(ビジネス・アーキテクツ)
新卒から数々のデザイン制作会社を経て大手企業や中小企業の広告、パッケージ、SPのグラフィックデザインを担当。 2021年にBAに入社。グラフィックの経験をもとに現在はWEBデザインに努めている。
年賀メールという取り組みについて
BAsixs参画企業のビジネス・アーキテクツは、お客様へ新年のご挨拶をするために年賀メールをお客様へお送りしています。今年は1/6にお送りしました。
年賀メールで伝えたかったこと
年賀メールを送付する1番の目的は年始のご挨拶です。
ちなみに「1/1にメールを出せばよかったんじゃない?」というご意見もあるかもしれません。
既にご覧になった方もいると思いますが、1/5にこれまでのBAsixsサイト運営を振り返る記事を公開しています。そして年賀メールでは、これまでの当社の取り組みと今年の抱負を記事を通して紹介したいと思い、記事を公開する翌日の1/6にメールを送付しました。
どういう準備をしたか
年賀メール送付のためには、社員の協力も得ながら、次の4つを準備しました。
- メール送信リストの精査
- メール本文を作成
- 紹介するBAsixsコンテンツを選定
- アイキャッチ画像を作成
メール送信リストは、直近1年間の新規のお客様やパートナー様を追加したり、これまで送付したメルマガが届かなかった方や反応が無かった方を整理しました。
紹介するBAsixsコンテンツでは、まだBAsixsを知らない方に向けて、BAsixsに込めた想いを知っていただくために、ブランドムービーとブランドムービー制作プロセス紹介記事をピックアップしました。
より多くの人にメールを最後まで読んでもらうためには、アイキャッチ画像で興味を引き期待感を高めることがとても大切だと思います。
年賀メールのアイキャッチ画像の作成フローを公開
年賀メールのアイキャッチ画像の作成フローは、次の5つの工程に分かれます。
- ラフ案の作成
- ラフ案を絞る
- 社内アンケート
- デザイン作成
- デザイン最終調整
年賀メールのアイキャッチ画像制作を担当したデザイナーの松森さんに、BAsixs編集部の信谷が作成フローを聞いてみました。
Step1.ラフ案を作成する
松森:ラフ案をただ作成するだけでなく、それぞれのラフを作成した意図も説明できるように準備しました。
ちなみにアイキャッチ画像の役割は、読者が思わず見たくなる動機付け、メールに限定すると他の受信メールに埋もれないことです。
ラフ案作成時点では次のようなコンセプトを意識していました。
- 「BAらしさ」を伝える
- BAの2023年度の抱負を伝える
- 既存顧客とのエンゲージメントをより強化する
- 休眠顧客にBAを思い出してもらう、きっかけにする
そのために「BA」と「干支」を絡めて、メールを受信したお客様の目に留まることを意識しました。
信谷:「BA」と「干支」を組み合わせようと思った着眼点を、もう少し詳しく教えてください。
松森:大前提として、干支の動物を入れています。干支の動物は新年の挨拶だと一目で分かるアイコンですし、それぞれの動物に縁起の良い意味もあります。例えば卯は、瑞兆(慶事の前兆)や繁栄、飛躍の象徴なんです。
お正月というと七福神や鶴亀などのアイコンもありますが、干支の動物モチーフはアレンジしやすいです。さらに率直に言うと、毎年モチーフが変わるのでネタが尽きず、今しか作れないイラストを作成しやすいんです(笑)。
またBAのコーポレートカラーを入れることも前提として考えています。イラストで「企業らしさ」を伝えるためには、色で伝えるのが一番分かりやすいんです。BAコーポレートカラーのピンクは主張が強い色なので、全体のバランスを考えながら、べた塗ではなく、さりげなくアクセントでピンクを使っています。
信谷:10年後に12枚のイラストを並べると面白そうですね!
ラフ案を作成するうえで、どんな素材を参考にしているのですか?ゼロから考えるとすごく時間がかかってしまいますよね。
松森:そうですね、理想をいうと2週間ほど時間をかけてゼロから考えたいところですが、現実は担当しているクライアント案件の対応も並行して進めているため難しいです。
効率的にイラストを作成するために、「BAのロゴと絡められそうだな」「BAのトンマナと大きく外れていないな」といった判断軸をもとに、素材集やギャラリーサイトから資料を集めます。
資料を見ながらいくつかイラストを描き、アイディアを膨らませて、まずは方向性を検討しました。結果として、今回はラフ案を4つ作成しました。
信谷:ちなみに、今回のイラストで苦労した点はありますか?
松森:案出しする時は、選びやすいように最低3案以上出す事を、自分のルールにしていますが、「BA」と「干支」と絡めたアイディアを幅広く出すことが難しかったですね。参考資料からインスピレーションをもらいながら、ラフ案を4つ作成しました。
Step2.ラフ案を絞る
松森:年賀メールの主語はBAですが、BAsixsブランドとしての今年の抱負や姿勢を見せていきたいと思ったので、当社のプリンシプルがわかりやすく体現されている次の「うさぎの餅つき案」と「水引きうさぎ案」の2つに絞りました。
松森:社員の意見も取り入れたいと考え、社内アンケートで方向性を決める事にしました。
Step3.社内アンケートで方向性を決める
松森:年賀メールは社員がお客様に向けて送るものです。私の思いだけでなく、BAとして「どういう一年にしたいか」を社員のみなさんへ聞いた上で決める方が、会社の思いが正しく伝わると思ったため、簡単なアンケートを実施しました。
信谷:ということは、このタイミングで、コンセプトが確定したってことですね?
松森:はい、BA社員がこれまで以上に「トライする」姿を、うさぎが一生懸命餅つきをしている様子に込めることに決めました。
Step4.デザイン作成
松森:アンケート結果で一番多い案を元にデザイン作成に入りました。プロジェクトメンバーにデザインの進捗を共有しながら、デザインをブラッシュアップしていきます。
信谷:社内アンケートで決まった案をブラッシュアップする上で、どんな工夫をしていますか?
松森:なるべく、ラフのイメージからかけ離れないよう、ブラッシュアップをしています。
また色をコーポレートカラーにするだけでなく、BAとうさぎが上手く絡めるように、餅でBAの文字を表現しました。
信谷:ちなみに一般的に餅つきというと、片方が杵を持って、もう片方が餅の向きを変えるイメージですよね。うさぎが2羽とも杵を持って餅をついているのはオリジナリティがありますよね。
松森:2羽とも杵を持った方が、より前のめりに「トライする姿」を表現できるのではないかと考えてこの構図にしました。また、シンメトリーの構図にしたことで「親しみやすさ」より「誠実さ」や「気品」を出したいという意図もあります。
Step5.メールに埋め込み、最終調整する
実際のメルマガに入れた状態で、テストメールを見ながらデザインを最終調整します。今回はメール背景に同化しないように背景色を調整して、完成です!
完成した年賀メールの画面キャプチャは下図です。
年賀メールのパフォーマンスはどうだった?
冒頭でも話した通り、2023年の年賀メールのパフォーマンスはとても反応が良かったと感じています。
次に、開封率や各リンクのクリック率などの実際の数字をご紹介します。
メルマガと年賀メールの比較
参考までに、GetResponseの調査によると、すべての業界の平均メールのパフォーマンスは次の通りです。
- 平均開封率:19.66%
- 平均クリックスルー率: 9.94%
- 平均クリック率: 2.02%
- 平均配信解除率は 0.11%
ちなみに当社のメルマガのパフォーマンスも、GetResponseの調査結果と近い数字でした。
当社のメルマガのパフォーマンス
- 平均開封率:20.08%
- 平均クリックスルー率: 7.05%
- 平均クリック率: 1.41%
- 平均配信解除率は 0.31%
年賀メールは、通常のメルマガよりもアイキャッチ画像やメールの内容を工夫した事が功を奏し、お客様に目にとめてもらい、興味を持ってもらえました。
また、74.2%の方は8秒以上閲覧してくれたことや、下図のようにメール下部のリンククリック率が25%だったことから、アイキャッチ画像で興味を引き、最後まで読んでもらえたと私たちは考えています。
メールを送ることは目的ではなくコミュニケーションの手段の1つと考えているため、受信するお客様の目線に立って設計し準備したことが結果に繋がったのではないかと思います。
参考
- 2022 Email Marketing Benchmarks by GetResponse.GetResponse.(参照 2022-12-23)
昨年の年賀メールとの比較
昨年の年賀メールと今年の年賀メールの効果を比較すると、次のような結果になりました。
メールは円滑なコミュニケーションの一環
御社の年賀メールはいかがでしたか?送付して満足したり、送付漏れの確認で終わっている場合もあるかもしれません。しかしメールを1通送って終わりではありません。年賀メールは、円滑なコミュニケーションの一環だからです。
ビジネス・アーキテクツは、これまでのWebサイト運用の経験やノウハウを活かして、Web集客からリードナーチャリングまで一貫してサポートできます。